世界大学世界選手権2008 XCOレースレポート

・ レース名 World University Championships Cycling 
・ 日時    2008年5月22日
・ 場所   オランダ・ナイメーへーンバーン
・ 距離    8km×5.5Laps   44km
・ 結果   30位  (男子 58人中)

     ・ レース使用機材
フレーム キャノンデール スカルペルSサイズ
サスペンション LEFTY 110SL  95PSI
タイヤ  MAXXIS 「CROSSMARK 26×2.1」F・R 2.0気圧
ヘルメット BELL 「Sweep R」


国内U23の選手としては一流とも二流とも言えない自分だが、この「世界大学世界選手権」の紹介が日本学生自転車競技連盟からあった時は、「挑戦したい!!」という思いが非常に強かったのと、あくまで学業やその他を主軸として活動し続ける身として、そのカテゴリ内で自分はいかなる実力なのかを試し、確認をするのに好機であった。この話があってから、例年ロード向けの乗り込みを行う所を、MTBの基礎トレーニングに向けて自分なりに動いてきた。そして、大会本番を迎えた。
コースはメイン会場がモトクロスのコースで、大きすぎるジャンプやバームセクションを越えた後に、シングルorダブルトラックに入って走ると言う感じのルート。基本的にモトクロスセクションは路面が砂地で、パワーが相当求められ、緩斜面のダブルトラックセクションがとにかく長い。シングルトラックは基本的に上手くリズムに乗ればスムーズに流れる感じ。長め下りがコース中盤に設定されており、タイトな上にバンクやジャンプ台が付いているので、小柄かつこの手のセクションに慣れている身としては、非常に嬉しい。が、全体的に日本のスキー場のコースのイメージとはかけ離れていると自分は感じた。

前日の試走から、周りには自分と体格が違う大きな選手だらけで少しだけ不安を覚えたし、選手の中には、有名チームのサテライトメンバーとして、ワールドカップに参加している様な選手も見受けられた。ただ、同じ条件のレースを走るのだから、遠慮はしないで、自分の実力の限りをコース上で表現するのみ。


スタート直前まで、今回日本チームのメカニックを務めてくれたKees(元トニシュテイナーのキャプテン)が横にいて、マッサージやアドバイス、あらゆるケアをしてくれた。「日本で最高だったと思える走りをイメージして、楽しんで!!」と召集直前に聞いて、スタートに向かった。

5月22日一時半。

エントリーリストには57人の選手が記載され、スタート位置はUCIランキングもなにも考慮されずにくじ引きで決定された。自分は先頭列の端を獲得し、好位置でスタンバイ。昨夜まで不安を感じていたのは打って変わり、精一杯楽しんで走ろうと心掛ける。と言っても、号砲が鳴る直前まで、自分の鼓動が高まっているのは十分に感じた。「ドカン!!」日本の号砲とは桁違いのデカイ音でスタート。

スタート直後から砂の重い路面だったのだが、自分の前のフランス選手が通ったラインをそのままトレースしたら、なんと2位のままファーストコーナーへ!!そのままMTBとは思えない様なスピードでスタートラップをこなす。その時点で4位。スタートのハイペースだけで自分レースを崩したくは無かったが、ついていくしかない。そのままシングルトラックに突入。そうすると、後ろのスイス人ライダーが強引にインから身体を入れてきて、堪えきれずにコースから押し出されてしまう。リカバリーにそれほど時間は要さなかったが、多くのライダーに抜かれてしまい、順位を大きく下げる。とにかく、何も考えずに前を追った。苦しいし脚もパンパンだったけど、ギアを可能な限りアップして…とにかく力を出し切ろうと前を見続けて精一杯走り、一周目を消化。

前のリトアニアとスイスのライダーを掴まえて、躊躇することなく仕掛けて行く。自分の得意なテクニカルセクションやクライミングセクションでは積極的に前に出るも、パワーが必要とされるジープロードや砂地で詰められるという流れでレースを進めるも、絶対的なパワー差の前に遅れてしまう。

その後、二周・三周と徐々に順位を下げてしまい、最終的に−1ラップの30位という順位でレース終了。レース後は立っていられない程の筋肉の痛みと疲労を感じ、自分の力を出し切ったのではないかと思えた。まだまだ若い自分だが、長い事この競技を続けて経験を蓄積する一方で、最近は自分の走りを高める事ばかりに集中し、自分の殻を作り、「レース」をしていると言う感覚をおざなりにしていた様な気がする。もちろん前者も競技者としては大事な事だが、今回、このレースを通じて、勝負し合う事、何の為に走るのか、基本的な部分を再確認。そして、より高いレベルへ行く為のアドバイスをコーチ陣から指導して頂き、非常に自分としては内容に富むレースになった。この経験を活かし、今後も活動していきたい。

応援ありがとうございました。



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